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歯を抜いた後の処置とは?

投稿日:2018年9月5日

カテゴリ:院長ブログ

今は歯を抜かないというのが基本で、なるべく当院でも歯は抜かない方針で治療をしています。

でも、なんでもかんでも抜かないという訳には行きません。

神様ではないので絶対に歯を抜かないなどという事は出来ませんが、なるべく歯は抜かないという事は最大限心がけています。

ではやむなく歯を抜いたらどうするのかという事です。

これは基本的には3つの方法しかありません。

義歯(入れ歯)

義歯とは入れ歯の事です。

時々ブリッジの事を入れ歯と勘違いされている方もおられますが、義歯は取り外しのできる(可撤性)入れ歯の事をいいます。

構造

基本的にはバネ(針金)と人工歯(偽物の歯)と床(ピンク色の歯ぐきの部分と接す所)の3層構造となります。

長所

〇歯をほとんど削らない(バネが歯の上を通る所はほんのわずかに歯を削ることもあります)

〇取り外しができるので衛生的である。

〇何かあれば修理が簡単に出来る(金属でできた入れ歯やバネの無い特殊な入れ歯は修理が難しいこともあります)

〇一度作った後に他の歯をやむなく抜くようになっても、すぐに修理ができることがある

〇一度作れば修理などである程度長期間使う事が出来る

〇どんなに歯が無くなっても、どこの歯が無くなっても入れ歯で対処できる

〇保険で治療すれば治療費は安い

欠点

〇舌や頬を圧迫して違和感がある

〇食べ物が入ることがあり食べるたびに外して清掃する必要がある

〇前歯に関わる部位が入れ歯の時は発音障害が生じることがる

〇プラスチック部分が大きい為に水分を吸収してにおいを発することがある

〇バネガ見えて見栄えが悪いことがある

〇咀嚼力が落ちる(天然歯で100%噛めるとすると約20~25%でしか噛めないと言われている)

〇毎日の手入れが大変(取り外して洗い、義歯の洗浄剤に毎晩浸けて保管しなくてはならない)

〇変色したり壊れたりすることがある

まとめ

入れ歯は歯を削らないので歯を削ることに大変慎重な方には歯が無くなった時にとてもいい物と言える。

ただ咀嚼力が落ちる事、違和感になれることが出来ない方(嘔吐反射の強い方)しゃべる仕事をしている方などには適さないかもしれない。

でもどこの歯が無くなろうと何本無くなろうとも入れ歯という装置で無くなった歯の部分を補う事ができる。

ブリッジ

ブリッジは自分の歯を支えとして歯の無い部分を補って作る装置です。

固定式なので違和感も少なく歯の無い箇所によっては見栄えも自分の歯とわからなく作ることが出来、特に若年者の方には歯が無くなった時にはご希望が多いです。

 

構造

支台歯(歯の無い部分を支える箇所です)とポンティック(歯の無い部分を補う偽物の歯)の2つで出来ています。

基本形は1本の歯を無くした時にその前後の支台歯でその部分を補う装置です。

ですからこの前後の2本の歯にはその無くなった1本の歯にかかる負荷を負担しますので、各々1.5本分の負荷が前後の歯にはかかるという事になります。

長所

〇固定式なので自分の歯のように噛める(天然歯で100%噛めるとするとブリッジは約90%の力で噛めると言われている)

〇入れ歯のように顎肉の部分のピンク色の床と言われるところがない為に、違和感がほとんどない。

〇前歯や奥歯は白い色の歯を作れば以前よりきれいな歯にすることも出来る。(審美性の向上)

〇前歯のブリッジでも発音障害を生じることはほとんどない。

〇保険診療なら安価で作ることが出来る

欠点

〇削った歯が二次的に虫歯になる恐れがある

〇歯を平行に削らなくてはならない

〇そのために時には歯の神経を取らないと平行に削れず、ブリッジを作れないこともある。

〇欠損している歯の数が多すぎると安定性の悪いブリッジになるので、どんな欠損があるか、何本が欠損しているかで、場合によってはブリッジが作れないこともある。

一度作ると外せないために修理や研磨などが出来ないくて、メンテナンスにやや難がるある。

まとめ

ブリッジは違和感もなく、審美性に優れ自分の歯と同じように作ることが出来るので、セットした後も大変に喜ばれることが多いです。

メンテナンスとして歯間ブラシなどを使い歯間部の清掃をすることが大事です。

歯を削るという事と歯の欠損の状況によっては、すべてのケースでブリッジを作ることが出来るというものではないために、適応症を選ばないと長く使えるブリッジとならず、その支えの歯にはそれ相応の負担がかかるために、残存歯の寿命が短くなることもあるので十分に考えてから選択されることをお勧めします。

インプラント

今はやりのインプラントです。

これはここ30年くらい前に日本に導入されたまだまだ新しい技術であることをご理解いただきたいと思います。

今現在も現在進行形でいろんな事が試され検討されている状況で、私見ですがまだ完成形とは言えないと思っています。

でも歯が無くなって「噛める」という点においては間違いなくスーパースターで、どれもそうではありますが、ケースを選べばベストに近いものとなることも多いのも事実です。

 

長所

〇とにかく噛めます(うまくいけば)

〇歯が全くなくても作ることが出来、入れ歯になることもありますが、そうであっても安定した入れ歯を作ることが出来る。

〇今は上物が壊れても修理することが出来る(かぶせ物の作り直しも出来る)

〇他の歯を削らない

欠点

〇高価である(歯科医院にもよるが40万円~)

〇手術を伴う

〇治療期間が長くかかる(最低オペをしてから3か月以上開けないと上物が入らない

 場合によっては6か月から1年以上かかることがある)

〇顎の骨の状態や全身疾患があると出来ないこともある

〇失敗した時に原形への回復が大変難しい

〇手術後のメンテナンスが大事となり、定期的な経過観察が必要となる。

〇老後にいろんな問題を生じることがある

まとめ

インプラントは最初に書きましたようにとても素晴らしい治療方法です。

インプラントが最高でそのほかの治療方法はダメと言い切る先生もおおられます。

また昨今歯科医院が増えすぎて経営が厳しく患者さんも少ないために簡単に収入を上げるために歯科医院はなんでもかんでもインプラントを勧める。

時には抜かなくても大丈夫な歯まで積極的に?抜いてインプラントを勧めるなどと揶揄される現在です。

でも私が考えても本当にいい治療方法だとは思っています。

ただ先述したように今歯科界では(まだ世間一般には知られていませんが)「老後のインプラント」が

大きな問題となっているです。

どういうことかと言いますとインプラントは人工物です。

従って生体と同化しないわけです。

すなわち難しい言葉で言うと「非自己」です。

ですから自分の体でも細菌感染などが起きると免疫力が働き白血球が出てきて細菌をやっつける。

こういう反応が起こらないと言われています(若干は起きるのですが)

従って感染に極めて弱いので義歯やブリッジを入れた患者さん以上にブラッシングを一生懸命にやっていただき感染からインプラントを守ることをしなくてはなりません。(メンテナンスが大事です!)

ところがお判りのように現代は90歳、いや100歳まで生きてしまう(この表現はよくないかもしれませんが)

その中で認知症やフレイルなどが起こり、自己管理の出来ないお年寄りが多数おられます。

そんな中、何十年か前に埋めたインプラントが感染を起こしてくるというケースが出てきています。

いい方法であるだけに慎重にお考えの上でインプラントをご選択いただきたいと思います。

総まとめ

少数歯の欠損の時にはブリッジが一番安くて違和感が少なく、患者さんい喜ばれる方法だと思います  (すなわち後戻りが出来る、治療後に他の選択肢を選びなおせるよいう点からは第1選択肢と考えてもいいと思います)

ただ残念ながら欠損した歯の数が多かったり、少ないけど支えとする歯が歯周病で揺れていたりするとやはり入れ歯と言う選択肢しかないかと思います。

インプラントに対して少し否定的なまとめを書きましたが、決してインプラントを否定しているわけではありません。

患者さんが「食べたい」というご希望をそうと満足させられて、残った歯を大事にするという点ではインプラントに勝る方法はありません。

但し人間一生が長い(長くなっている)ために、いろんな事を考えた上で慎重に決めなくてなりません。

違和感の多い入れ歯もいざ入れてみると案外大丈夫であれば、残った歯も削ることなくより長く使える訳ですのでこんないい事はありません。

また2~3本の欠損ならばブリッジの適応症かもしれませんので、また保険で作ることが出来るならば安価で食べられる訳ですのでこれまた素晴らしい事です。

かなり高価になりますが、やむなく抜いてしまった歯以外の歯をもうこれ以上削ったり抜いたりしたくないとお考えならばインプラントは最高の物です。

メンテナンスに気を付ければこんないい方法は他にはありません。

こういう事をすべて網羅した上でかかりつけの先生としっかりとお話をして、やむなく失くしてしまった歯をどのように回復させるかをお考え下さい。

ベストチョイスはありませんし、歯医者が勝手に決める事ではありません。

かかりつけ医と一緒になって各々の方法の利点欠点を十分にご相談してくださいね。

 

蛇足

ここまで歯が無くなった時の対処法を3法書きましたが、私はこれ以外の第4の方法を患者さんに提示することがあります。

それは「何もしない」という方法です。

歯が無くなった。

だから何か入れなくてはいけない、何かその無くなった箇所に歯を作らなくてはいけない。

歯医者は必ずこうい言うのですが、そんなことは有りません!

時には歯を抜いて抜きっぱなしにする。

そういう事が有っても構わないこともあると私は考えます。

今日も2人の方が来られました。

1人は歯を抜いてもう10年くらいたっていて、奥の歯がすでに倒れこんできてますが、噛むのに何ら問題はないという事です。

またもう1人は右上の一番奥の歯を虫歯を放置して抜いてしまった20歳の方。

手前の2本の健全な歯を全周削ればその無くなった歯をブリッジで補うこと出来るのですが、この方ももう数年抜いた歯がほとんどない状態で噛むことが出来たので、今更作る必要性も感じないしこれ以上歯をだめにしたくないというお考えの方でした。

このように歯を抜いてもそこに歯を作る価値を患者さんや私歯科医師が感じないことも結構あります。

ですから皆さんも「歯を抜いたらそこには何か歯を入れなくてはいけない」などと言う妄想に騙されることなく、しっかりとかかりつけの先生とご相談なさることをお勧めします。

ですから書きましたようにいくつかの歯を無くした時の対処法がありますが、適材適所と今現在がいいという事ではなく、ご自身の一生を見据えて今どんな方法を採ろうかという事を考えていただきたいと思います。

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