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インプラント
T)インプラントとは
歯科用インプラントとは失われた歯の代わりに、チタンという金属で出来た人工の歯根を顎の骨の中に埋めて、その上に歯を作り咀嚼できるようにする方法。
U)インプラントの手順
レントゲン、かみ合わせ、歯の写真などをとり口腔内の診査をする。
治療方法、治療期間、治療材料、治療金額などの説明をする。
局所麻酔のもとチタン製のインプラントを骨の中に埋め込む。
インプラントと骨がつくまで6〜24週間待つ。
インプラントと骨がつくと、最終的なかぶせ物を作ります。
骨の状態がよければ、12週間くらいで噛める状態に出来ます。
V)歯がなくなったときの、処置方法について
@ブリッジ
A義歯(入れ歯)
Bインプラント
があります。
決してインプラントによる、治療方法がベストではありません。
患者さんの状態、症状、希望などを充分に勘案して、患者さんと相談して果たしてどの治療方法がベストに近いかを相談して、治療方法を決定していきます。
なかなかどの患者さんにとっても「ベスト」という方法はありません。
インプラントという方法がありますが、これも患者さんの状態(解剖学的なものであったり、生理学的なものであったり、内科的な疾患であったり)により、インプラント以外の方法がいいときもたくさんあります。決してはじめに「インプラントありき」の考え方は持っていません。
その点は患者さんと充分にインフォームドコンセントをとり、相談させていただきたく思います。
それを前提に以下の各処置の長所・欠点をご覧ください。
@−1)ブリッジの長所と短所
| 長所 |
固定式なので違和感がない
審美的な外観(見た目)の回復が出来る
比較的治療期間が短い |
| 短所 |
治療のため両隣りの歯を削る必要がある
支えとなった歯の清掃がしづらくなったり、場合によっては
支えの歯に大きな負担がかかり、歯のもちが悪くなる。 |
A−1)義歯の長所と短所
| 長所 |
・治療のため、両隣りの歯を削らなくていい
・比較的治療期間が短い |
| 短所 |
・人によるが違和感を感じやすい
・審美的外観の回復が難しい
・長期的には歯肉がやせてくるので、修理や作り変えの必要性がある |
B−1)インプラントの長所と短所
| 長所 |
・固定式なので違和感がない
・治療のために隣在歯を削る必要性がない
・審美的な外観の回復が出来る
・天然歯とほぼ同じ感覚で噛める |
| 短所 |
・治療期間が長くかかる
・保険診療外である
・高度の技術が必要 |
W)インプラントでの処置について
| インプラントの治療時間 |
インプラントを埋入する時間は1本20分くらいで終わります。
治療前のお口の清掃をしたり、お顔に滅菌した布をかぶせて感染予防を徹底させます。
これらの処置が術後のインプラント治療の成否に大きく関わってきます。
またこういった点を大切に考えるのが医療従事者として一番大事だと思います。
麻酔→インプランとの埋入→縫合
これだけの簡単な手術ですので、時間としては全部で1時間弱とお考えください。 |
| インプランとの治療期間 |
インプラントシステム(使う材料、上の歯か下の歯か、歯を抜いた直後かどうか、etc)や骨の硬さにもよりますが、全く問題がない場合はインプラントが骨と結合(骨癒着)するのに約3〜4ヶ月かかります。
その後歯の型を採り、その上に歯を作って噛めるようになります。
しかしながら決していたずらに早く治療を終えることがいいのではありません。最終目的は患者さんがいかに長期間口腔内でインプラントを噛める状態でお使いいただけるか、ということですので充分なる期間が必要なこともあります。 |
インプラント治療における
痛みと腫れ |
インプラント治療はほとんど痛くないと言っていいかと思います。
現実埋入のオペを施した患者さんのほとんどは、術後1回痛み止めをのむ程度の痛みしかなかったということです。
しかしながら埋入するインプラントが多いとき、切開する範囲が広い時などは数日間ほど、少し腫れてくることが多いようです。
したがって数日腫れるが、痛みはほとんどない、とお考えいただいて結構かと思います。 |
| インプラント治療と内科的疾患や年齢による制限 |
インプラント治療は、妊娠中の方、糖尿病、脳梗塞、高血圧などの疾患のある方、また年齢的には骨が完成されていない16歳未満の方はインプラント治療が無理なことがあります。 |
インプラント治療の
失敗の原因 |
簡単な話がインプランとは生体にとって異物です。
チタンが生体との親和性(人間の体とマッチしやすい。アレルギーなどの免疫反応を引き起こさないかどうかという性状)に優れているとはいえ、一度細菌の感染を引き起こせば、なかなか元には戻りません。
従いまして、どうやって細菌の感染を防ぐかが、インプラント治療成功の秘訣です。
その為には我々の歯科医院におきましては、定期的に口腔内のチェックをします。
そして感染予防のためにお口の中のクリーニングや、汚れのチェックをしていきます。
従いまして、インプランとのオペが終わり、噛めるようになったからといって、未来永劫その歯を使えるとは限りません。
裏返せば口腔清掃の出来ない患者さんのインプラント治療は、禁忌です。
また、喫煙による粘膜の治癒の悪化も懸念されるところです。 |
インプランとの相談の時点で、この件も含めて十分にご相談させていただきますし、我々もインプラント治療の適否の重要なファクターとして考えさせていただきます。
(参考)チタン:医科においては人工心臓、人工関節、骨折時の固定用プレートとして使われており、副作用の報告などはなく、生体にとって一番安全な人工物とされている
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