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矯正治療の後戻り

矯正治療で後戻りをすることがあります。

 

矯正治療はご存知のようにワイヤーやプラスチックのマウスピースのようなもので歯を動かします。

 

歯は顎の骨という物が軟らかいので針金などの応力で骨を溶かしながら動き、反対側の空いた隙間には新しく骨が造成されます。

 

でも歯という物は変でして、せっかく動いてその位置に落ち着いたと思っても、元の位置に戻りたがる性質があります。

 

これを「後戻り」と言います。

 

これを防ぐためには「リテーナー」という矯正治療終了後に装置を入れます。

 

それで後戻りがしないように、また動かした歯の周りの骨がもう後戻りをしないくらい落ち着くまで装着します。

 

ほぼ矯正治療と同じ期間くらい入れるのが普通と言われています。

 

でもそうしていても歯は、人によっては後戻りを起こします。

 

でもそれがあまりにひどい時は再矯正となりますので、皆さん最低でも矯正治療と同期間は装着することを忘れないようにしてくださいね。

 

ちなみにアメリカでは一生リテーナーを入れるように、矯正医は指導するそうです。

 

矯正して少しでも後戻りがあると訴訟の対象になるそうです。

 

文化の違いでしょうか。