今日、久々に往診に行きました。
休日くらいしか時間が取れずお伺いできないために、無理をお願いしてお伺いさせていただきました。
今から33年前にここ大森の地に開業をしたのですが、開業して何年かした時に初めて往診の依頼が来ました。
今を去る28年くらい前でしたか。
その頃は「歯科の往診」などという言葉が存在しないと言っていいくらい、「お医さんでもないのに往診なんて」という時代でした。
今回往診にお伺いしたのは、くしくもその時に往診にお伺いした方の息子さんです(もう90歳を超えている方ですが)
何度も往診にお伺いしましたが、初めて親子2代に渡って往診をさせていただきました。
28年前、当時は往診用の器具もなく準備も自分1人で(今はスタッフがすぐに準備してくれますが)入れ歯の型取りから模型作りまで1人でやっていました。
雪の降る寒い中、器具の不足があり3回行き来した記憶もよみがえってきました。
今は往診用の機械もレントゲンも、場合によっては往診車で往診という、大変恵まれた時代となったものだと感心して帰ってきました。