原因不明の痛みに出くわすことが時々あります。
何かの原因はあるのでしょうが、それが判明させられない訳です。
大変悔しいのですが、いくら考えてもわからない時がたまにですが、有るのは事実です。
神経学を紐解き、解剖学を再確認し、生理学的な反応を熟考し、患者さんの生活習慣食習慣を勘案してもわからない時があります。
勉強はしてきたつもりですが、わからない時は大変悔しくて残念で、患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかしながらこの状況を打ち破ってもらえる歯科関係の病院がほとんど無い事も事実です。
ある程度の精密医療機器を有して、国民や地元の住人のために活躍してもらえる大学病院や地域の中核病院でも、あまりこのような病態に積極的な診療をしてくださる病院を知りません。
今回そのような状況下にある患者さんは外国へ留学中で、今回夏休みを利用して一時帰国された方です。
当初よりも痛みは引いてきたのですが、如何せん理由がわかりません。
次回のご帰国は来夏とのこと。
もし痛みがひどくなれば飛行機代を使っても日本の治療が安いので一時帰国するとのこと。
大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
自分の不勉強さに反省の1日でした。