昨日、東邦大学大森医療センターの口腔外科が主催する講演会に行ってきました。
演題は「関節リウマチ」に関して等です。
演者は東邦大学のリウマチ膠原病センターのお医者さんです。
歯科になぜ関節リウマチが?
今我々歯科界を取り巻く状況は歯科の分野の勉強だけではとても日々の臨床を行えません。
高血圧、心疾患、肺疾患、糖尿病、脳疾患、膠原病,精神疾患など。
数えきれない病態があり、薬を飲んでいる方も多い訳です。
そう言う意味で昨夜の講演会は有意義な物でした。
リウマチ疾患の成り立ちや診断、治療方法に関して。
また最終的な目標などを詳細にご説明を頂きました。
その上で関節リウマチの薬として最近流行りの?「骨粗しょう症」に使う薬を使う事が多い事。
その為に抜歯を含む外科処置に対する対応などの説明がありました。
今現在も当院では「骨粗しょう症」のお薬を飲んでいる方には事前に確認をしていますが、慎重に対応をしないと重篤な症状(顎骨壊死)を引き起こすことが報告されています。
もちろんこおのお薬には骨折防止やがんの転移を防ぐという重要な役割がある訳です。
薬=毒
いつも私が申し上げていることです。
如何に薬を薬として使うか、毒と転化させてしまわないか。
こういう意味で薬はやはり怖いものだという考えの元、処方箋を出すようにしています。
このようにあちこちでいろんな講習会、後援会が行なわれていますが、日々勉強の毎日です。