最近思います。
昔と比べて歯を削らなくなったなあと。
虫歯が減ったことが大変大きな理由ですが、いかに歯を削らずに「予防」していくかということに診療の重きを置いていることも大きな理由の一つです。
そのために定期健診で来院される方の多くは大変清潔な口腔状態ですし、新たな虫歯の発生の減少や時には歯のぐらつきの減少など、多岐にわたりいい傾向がみられています。
我々も頑張っているのですがいつも申し上げるように定期的に来院してくださる患者さんのご努力といつも口腔ケアを大事にしようという心構えに救われております。
その為に最近治療の切削器具の故障や不具合がかなり減ったと思います。
また切削器具のストックもかなり余剰気味です。
もちろん腐るものではありませんので特に問題は有りませんが、この切削器具は1つ1つが高価で昔は数十万円単位で半年に一度は買い求めないとストック切れになっていたのですが、最近は余裕です。
また麻酔のカートリッジや注射針も同じことです。
麻酔下での歯の切削機会が減ったことが大きいのではないかと思います。
もちろん麻酔薬には消費期限がありますが、その範囲内で十分使用できている状況です。
とにかく予防中心の診療を始めてからいろんな変化が(いい意味で)起こり始めています。
これからも「予防」を推し進めていく考えに変わりは有りません。
早く全患者さんが「予防」の為に来院してくださる状態になることを希望して日々診療に臨んでいます。