今日、20数年通っている患者さんが6か月検診で来られました。
歯ブラシがほんの少し当たっていないのでご注意をしましたが、かなりそれを聞いてへこんでおられました。
ご自身は今までさんざん歯ブラシ指導を受けて自分でも自信をもっておられたし、実際にそれからはほとんど腫れなくなっていたことも事実ですし、まさかブラッシングが行き届いていないなどとは思っていなかったそうで、かなり落ち込んでいました。
誰でもそうですがやはり人には「癖」というものがあるので、ご自身では以前に教わったお通りにいつも磨いているつもりでも、長い年月が経つとすっかり「我流」になっていしまい、自分のやりやすい方法で自分のスタイルを貫いてブラッシングをしていたようです。
今日はそれを一つ一つ是正してあげて再度指導をしたところ、かなりご納得を頂けたようで、「次回また頑張って磨いてきます」と言ってお帰りになられました。
やはり定期健診と言うのは毎回なんとなくやっていてはだめで、患者さんがわざわざ時間を潰してお金まで支払ってきていただくわけですので、それだけの意味がないと治療とは言えません。
しかしながら私も「優等生」と思っていた患者さんが、意外に初期の歯ブラシ指導を忘れてしまっているということにびっくりさせられました。
これからも気を付けてリコールをして、患者さん一人一人の口腔状態のケアーをしていきたいと思いました。