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保育園・幼稚園での打撲

子どもに外傷はつきものです。

 

ご自宅、公園、車で外出時、時には保育園や幼稚園などでも。

 

当院では打撲のお子様はお約束を取られた患者さんには大変申し訳ないのですが、最優先で順番を飛ばしてでも拝見するようにしています。

 

理由はお子様の打撲は時には致命傷となり、歯を抜かなくてはならなかったり時には歯槽骨(顎の骨)骨折を引き起こしていたりするからです。

 

乳歯の抜歯はやむを得なくていいとは言いませんが、やはり乳歯でも大事にしてあげたいという考え方から極力抜歯とならないように努めます。

 

また永久歯が脱臼して来られたりすると、脱臼してから約1時間が脳梗塞などでいう「ゴールデンタイム」と同じく、歯が再度骨とついてくれるかの瀬戸際の時間となります(もちろんその時間が短ければ俺に越したことはありませんが)

 

うまく歯槽骨と結合してくれれば、そのまま永久歯は使えるという訳です。

 

ですからこういう緊急事態においては少しお時間を譲っていただくようになります。

 

今日も私が嘱託医をしている保育園でなく全く違う保育園の園児さんがいらっしゃいました。

 

どこをぶつけたのかわからない園児の方から、すぐに近隣の中核病院若しくは大学病院への搬送が必要な患者さんから様々です。

 

ですからどの方も同じですが、こういう状況のお子様は最優先で治療するようにしていますので、患者さん各位におかれましては予めご了承いただきたくお願い申し上げます。