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親知らずの抜歯

親知らずを昨日抜きました。

 

食べ物が手前の歯との間に挟まるという事で、手前の歯が虫歯にならない内にという事が理由でした。

 

親知らずの抜歯はいつも緊張します。

 

外科処置は途中で「時間が無いので終わりにしましょう」という訳には行きません。

 

一端手を付けたら抜けるまでがバトルです。

 

レントゲン写真を撮り精査しながら抜くわけですが、中には大変なケースもあります。

 

無論あまり厳しいケース(根が大きく二つに分かれている、骨と癒着している。骨の中に深く入り込んでいるなど)は近隣の中核病院にお願いすることもありますが、中には夜しか仕事の都合で来られないという方もおられ(近隣の病院では基本的に午前か夕方迄ですので)なるべく出来る限りの事をしてあげたいと思っています。

 

特に下の親知らずは骨が硬くて麻酔液が充分に到達しない恐れもあり、予め神経の大元にも麻酔をして行う事が多いです。

 

その為に抜歯後通常の麻酔であれば1時間くらいで切れるのですが、この麻酔は6~8時間くらい効いていることがあります。

 

無論歯ぐきを切ったり顎の骨を削ったりすることは当然であり、抜歯後には縫合処置も必要になります。

 

その後抜歯後の注意や薬の飲み方などを説明します

 

お風呂やお酒は当日は避けていただき、過激なスポーツも控えていただき安静にしていただくようにお願いしています。

 

町医者ですので出来ることは限られておりますが、なるべく患者さんのご希望に添えるように日々頑張っております。