神経の治療をすることはとても多く、毎日数人は治療をしています。
ただ神経の治療というのは一般医で言う「内科的な」治療です。
従って無菌的な処置と消毒が重要です。
それに反して当然「外科的な」治療もあります。
これは麻酔下で歯茎を切り(切開)して、顎の骨を削って感染源を外科的に取り除きます。
歯科の外科治療としては抜歯の次に位置するほど頻度の高い治療です。
当てはまるケースとしては何年も神経の治療をしてきて治らない物や、感染がひどくて膿がいつも溜まるケース。
また神経の治療器具が何かの拍子に折れてしまい感染源となっているケースなど。
そういう時は何十回も神経の治療を続けていても治ることは少なく、思い切って外科処置をすることが賢明です。
治療時間は20~30分。
歯を抜くよりも簡単ですが、欠点としては唯一術後数日腫れることが多いという事くらいでしょうか。
ただ内科的な治療で治るのであればそれに越したことは有りません。
ですからあくまでも難治性の神経の治療の時くらいしか手術はしません。
とにかく治療方法も適材適所です。