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最近の歯科事情

先日、土曜日の午後を休診させていただき、最新の歯科事情を勉強しに行ってきました。

 

演者はまだ大学を出て10年前後の若い先生から、日本を代表する歯周病、インプラントの大家まで。

 

種々雑多(表現が適切ではありませんが)の先生がお集まりでした。

 

基本的に大家の先生がこれからの若い先生を指導するという勉強会の趣旨で、若いと言いながらもその発表症例には圧倒させられるばかりで、町医者を自負していた私もさすがに恥ずかしくなるくらい素晴らしくまたとてつもなく勉強をしている先生方の集団でありました。

 

特にCTを使いいろんな症例をシミュレーションして、噛み合わせや骨の形態、歯肉の治り具合などの予測などもしており、とてもついていけるレベルではありませんでした。

 

毎日たくさんの患者さんの治療に追われている間に、世間様ではこんなにも進歩した治療であふれていたのかと思うと、浦島太郎の世界でした。

 

ただ感心してばかりはいられません。

 

その中の万分の一でも身に付けてやろうという思いで、しっかりと受講してきました。

 

このような治療をされる先生方はほとんど1~2時間い1人くらいの患者さんを診ているような方が多く、とても町医者がまねできるレベルではありません。

 

でもその中でも基本的な考え方が同じであることに気づきました。

 

演者の方々が言われていたのは、「患者さんがその治療方法を望んでいるかどうか。これだけは見誤ってはいけない。」と。

 

1人に数百万円もかかる治療は出来ませんが、患者さんの気持ちに寄り添った治療をしていきたいと思って帰って気ました。