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学校保健委員会での講和

仕事の性格上歯科学校医を拝命しています。

 

すでに30年ほどの時間が経過し、以前と比較すると虫歯の数は減り歯肉炎が増え、歯並びの悪いお子さんが増えたことに今更ながらびっくりします。

 

今回は年に一度の学校医や歯科医薬剤師が集まって児童の健康についてのお話をする学校保健委員会が開催されました。

 

予め質問を頂いておりそのお答えをするという形式です。

 

やはり時代を反映してか、矯正やフッ素などに関しての質問でした。

 

近年、顎の発達が少なくてそこに以前の時代と同じ大きさの歯が並ぶためや、食生活習慣の変化や姿勢の問題があり不正咬合が多くみられると言われています。

 

またフッ素に関しては大変虫歯予防として大きな武器ではありますが、その使い方が正しくなくて効果が薄れてしまう事もあります。

 

本来は1度空磨きをして汚れを十分に落としてから、フッ素含有の歯磨き粉を歯に塗るようにして使い、うがいの回数を減らしてフッ素残留濃度を高くすると大変効果があります。

 

今日のお話はまた違った観点からそれらについてお話をしました。

 

如何せん時間的な制約がある為に充分にお話をすることが出来ないことがちょっと残念でした。

 

たぶん来年も拝命すると思いますので、また次年度はしっかりとお話をしてきたいと思います。