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冷たい物温かい物がしみる

虫歯の治療で難しい診断は温かい物がしみる時と考えています。

 

無論冷たい物がしみるからと言って簡単な診断ができるわけではありませんが。

 

例えば冷たい物がしみるならば冷蔵庫の冷たいお水などである程度の診断は出来ます。

 

でも温かい物でしみる(痛い)時は熱い80度くらいのお湯を歯にかけるとわかるのでしょうが、それが流れて頬粘膜や舌に触れるとやけどをするのでそういう訳にも行きません。

 

また温かい物がしみる時は、冷たい物がしみる時よりも神経がよりダメージを受けている恐れがあり、迅速なる処置が必要となることも多く大変難しい所です。

 

患者さんが仰る「上がしみる」は「下がしみる」の間違いであることは日常茶飯事で、我々歯科医師は上が悪いと患者さんがおっしゃった場合必ず下の歯も精査するというのが常識となっています。

 

従って基本的に患者さんの上か下かの訴えに関しては、無視して両方を診るようにしています。

 

診断は難しい物です。