大変多くの虫歯を有する患者さんが来られました。
昔ですとそういう患者さんは多くいて、1日に数人そのような患者さんが来られるという時代もありました。
しかしながら口腔衛生の啓蒙のおかげか、最近は東京都内ではほとんどみられることはなくなりました。
今回来られた患者さんはお口の中に24本くらい歯があります（基本的には親知らずを除いて28本の歯があるのですが）
ならば全然大したことはないのではないかと思われるでしょうが、歯を抜かないことを是としているこの私がたぶん10本以上は（15本に近く）抜くようになるほどのいわゆる「残根状態」もしくは「多発性カリエス（ランパンカリエス）」という状態でした。
とにかくこういう場合は必ず義歯という選択肢しか最終的にはならないので、その説明と度の歯が本当にだめなのか、少しでも持ちこたえることが出来ないのかをしっかりと考え治療方針を決めていく予定です。
ダメな歯だから抜けばいい。
そういう簡単な話ではないので、これから思案です。