今日も他院で作った入れ歯が合わないという事で2人の方が来られました。
お一人は状況的にあまりここでは書けないような悲惨な状態の方で、インプラントを入れてからうまく噛めないので反対側の歯を削られて、それでも芳しくないという事でその反対側の歯を抜かれたという事でした。
その後当然そこにはインプラントを入れたのかというと、なぜかそこは入れ歯になったという事です。
従って行きつくところ下の歯を抜いて入れ歯では噛めないのでインプラントを入れてもらったそうですが、その上の歯は抜歯して入れ歯となり、今はインプラントと入れ歯で食べているという状況だそうです。
この件に関してのコメントは差し控えます。
もう1人は他院で入れ歯を入れたが調子が良くないという事で来院されました。
この患者さんは以前にも同様のケースで書きましたが入れ歯に何ら問題はなく、ただかつてはブリッジを入れていたのがダメになり先生から入れ歯しか出来ないと言われて入れ歯を入れたのですが、やはり説明不足というか入れ歯の不具合を伝えられていなかったためで、その義歯に問題は全くと言っていいほど問題はなく、少なくとも私よりは上手に入れ歯を作っておられた気がします(笑)
患者さんのご不満は
①しゃべり辛い ②気持ちが悪くなる ③上顎に物が停滞するなど。
一応簡単に応急的な処置をしましたが、前よりもずっと良くなったと喜んでいただきお帰りになられました。
また次回微調整をするつもりですが、もう少し良くなるのではないかと思っています。
このように治療で患者さんとうまくいかないケースのほとんどは私は「コミュニケーション不足」ではないかと思っています。
せっかく素晴らしい義歯を作ってもそれを評価してもらえないとか、使っていただけないとかという事はお互いにとってとても不幸な事だと思います。