歯周病と全身疾患

歯周病という病気は単位お口の中だけに限局している病気ではなく、全身との兼ね合い、影響が大変密な病気です。

 

今言われているのは新型コロナウイルスへの影響です。

当たり前ですがこれは肺の病気を引き起こす病気、すなわち肺炎を発症します。

でもよく考えてみると肺に到達する前には口を経由して肺へ到達するわけです。

 

最近PCR検査が重要と言われますが、これは鼻を通して咽頭近くのウイルスの存在を確認するのですが、

今は唾液からの検査でもその有効性が確かめられています。

すなわち口腔内にウイルスが存在しているという事です。

ですからこのウイルスの感染を防ぐ大きな関門が口であるという事で、口腔清掃がウイルス予防に役立つという根拠となっています。

 

もちろんそれだけでなくアルツハイマー認知症、心臓疾患、骨粗鬆症、腎臓病、関節リウマチ、糖尿病、そして妊婦の早産と

その影響は多岐に渡っています。

 

これらが口腔清掃だけで治るなんては言いません。

でも発症を遅らせたり少しは抑えられたりするのは事実です。

 

ですから予防の為にお口のメンテナンスが大変重要となります。

 

くれぐれも外出しないだけでなく、お口の清掃に心がけていただきたく思います。