インプラントの需要というか希望はやはり多く見受けられます。
ただ基本的な考え方を間違っておられる方も多く、歯があるのに虫歯がひどいという事だけですぐに歯を抜かずに治療をしてその後インプラントが出来ないかと言われる方もおられます。
インプラントは歯がある時にはできません。
あくまでも歯を抜いた後にそこに何か補うような歯を入れたいと望されたなら、ブリッジや義歯そしてインプラントがあります。
虫歯で歯が残せる状況ではインプラントは入れられません。
またインプラントは全身疾患（心臓病やリウマチ、糖尿病や骨粗鬆症など）が重篤であるとオペが出来ない可能性があります。
また服薬の状況によっても無理な事もあります。
そして骨の問題があります。
インプラントを埋める骨が十分な量があるかどうかという事です。
骨の量が少ない時には骨移植や骨造成（骨を作る材料を入れて骨を作ります）が出来ることもあります。
ですから歯を抜いてインプラントを希望されても、必ずしもすべての方がインプラントが出来る訳ではありません。
とにかく主治医と十分なるご相談をしてください。
保険で出来ず、費用もかなり高価なものとなりますし。